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建設業出身の僕が不動産業をスタートさせた理由

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建設業に携わり 今年で22年が経過しました。 18歳から始めた大工の見習いから、元請建設業者になるまで紆余曲折しながらここまでやってきました。

そして今、この場を借りて 語弊を生むのを承知で一言いわせていただきたい。


「僕は、不動産屋が嫌いです」


極端な言い方をしてしまいましたが、言葉にしないだけでこのように感じている建設業の方は 意外に多くいらっしゃいます。

不動産業と建設業 ~似ているのに、実際は水と油の関係?~
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不動産業と建設業は同じフィールドにいても、考え方は全くといっていいくらい違います。

不動産会社からの紹介で仕事を受ける工務店がいまだ多く(以前の僕も、元請業が軌道にのるまでは そうでした)、立場が下となる工務店は、不動産会社からの言い値で赤字ギリギリの予算で仕事を請け負わなければならない事も珍しくありません。

汗水垂らして働くタイプの技術屋が多い建設業からすると、口があれば仕事になる という 不動産業のスタンスと合いいれないのも 無理はないのです。

注文住宅建築の場合、設計開始から御引渡まで、平均して1年弱かかります。 もちろん御引渡で関係が終わりということはなく、アフターサービスもついているため 長いお付き合いとなりますが、これはごくごく当然の事なのです。

一方で、不動産業はどうでしょうか。例えば不動産売買の仲介の場合、 最初の問い合わせから引き渡しまで 果たしてどのくらいの工程になるのか・・。


【物件問い合わせ・確認→売買契約→代金決済】


これが通常の流れです。

つまり、最短でたったの3日間のお付き合いで終了します。

手数料ビジネスに物申す!

考え方が違うのは当然かもしれません。

【売主→仲介業者→買主】という流れで取引をし、間を取り持った業者はきっちり儲ける という 仲介業の仕組みは、モノ作りをする立場からすると 理解するのは難しいことです。 ですが、不動産という大きな取引において、宅建業の資格が必須となり 取引形態も宅建業法で厳しく決められているため、取引の安全性という観点から見れば 仲介業は至極真っ当な役割を担っていると言えます。

ただ、その報酬額については疑問が残ります。

宅建業法で定められた報酬の上限金額は法律で定められていて、 その上限金額までは受領することができますが、僕は大手不動産会社のように上限金額を全部受領するのではなく、 仕事に見合った費用を報酬としていただければよいのではないだろうか という考えです。 インターネットが普及していない時代であれば、不動産の売却にはそれなりの労力もあったのでしょうが、 このご時勢では消費者も目が肥えているため、ごまかしはききません。 高い手数料を払う必要がない新しい市場が形成されつつあると感じています。

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紆余曲折を経て
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僕は、基本的に思い立ったらすぐ行動するタイプです。

もちろん失敗はします。開き直っているつもりはありませんが、人は失敗して成長するものです。 考えて行動しても失敗するときはしますし、考えている間に追い越されたり、時には人に騙されたり、搾取されたりします。

次のページに、僕の下積み時代~今に至るまでの経験談をお話します。 経験談といっても、あまり綺麗なお話ではありません。 多くの人と出会い、中にはペテン師のように、はじめだけ調子のいい事を言って 仕事を任せた途端にトンズラ・・・などという詐欺まがいの行為をする業者もいました。 色々な出会いや失敗の繰り返しから、不動産業開業までの道のりを お話します・・。独断と偏見で書いた意見もありますが、どうか悪しからず。

EPISODE2 不動産屋をスタートさせた理由 EPISODE2 下積み時代から独立まで EPISODE3 会社設立時 EPISODE4 注文住宅との出会い EPISODE5 自社ブランド誕生 EPISODE6 第2創世記 EPISODE7 失敗から学ぶ EPISODE8 こんな業者には気をつけろ! EPISODE9 こんな業者には気をつけろ!その2 EPISODE10 ILAが考えるすまいづくり EPISODE11 いちごハウスの建築 EPISODE12 不動産屋のウラの顔 EPISODE13 僕の目指す姿