Designers Architecture

狭小住宅

狭小住宅の必須技術!天空率計算って?


天空率ってなに?

道路を歩いていてふと見上げると、その通りに面する家が全て同じ角度の屋根の形をして
いる風景を見かけたことがありませんか?

一般的に、「斜線制限」や「高度地区」などと呼ばれる建物の高さに関する制約が、
各地域に定められております。斜線制限にもいくつか種類がありますが、その中で
代表的なものとして「道路斜線制限」というものがあります。これは建築を予定している
敷地の前面道路から、敷地方向に向かって一定のルールに基づいた斜線を引き、
その斜線の中に建物を収めなければならないという制約です。

つまり前面道路の幅員が狭ければ狭いほど、斜線制限の影響を受けやすく、特に3階建の
建物はその影響を受けやすいと言われています。その問題を解消するための方法として、
「天空率」とよばれる高さ制限緩和措置をとることがあります。道路側から建物を見上げた
時の「空と建物のみえる比率」を計算し、その結果が条件に適合すれば、斜線制限のライン
よりも建物が高く建てられるというものです。

斜線制限以外にもざまざまな制約が・・・

こちらの施工例も、通常の斜線制限での計画をした場合は
3階部分が斜線にぶつかるため、敷地の有効利用が難しいのですが、
天空率を採用することで自然な形状の外観になりました。
ところで、都心では3階建の住宅が増えておりますが、「木造」にもかかわらず
木を表しにしている住宅が少ないのは何故か…?とよくご質問をいただきます。
都心では「防火地域」や「準防火地域」とよばれる(これまた少々厳しい)規制が
設けられた地域が多いのです。例えば「防火地域」の場合は通常の木造建築が
建てられなかったり、「準防火地域」の場合は、3階建は柱や梁等を、
通常の火災によって建築物が容易に倒壊しないような措置が必要となります。
右写真の壁・柱・梁型 全て真白の清潔感ある空間ですが、これは構造材を
白く塗ったわけではございません。構造材を石膏ボードとよばれる不燃材で
被覆し、化粧材(クロスや塗装など)で仕上げているのです。
このように3階建には様々な制約がありますので、土地購入時からの計画は
とても大切ですね。

GALLERY

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物件データ
所在地東京都品川区
間取り2LDK+小屋裏収納 3階建
土地面積
建築面積
延床面積
構造木造
完成年月
家族構成
工期