Designers Architecture

狭小住宅

縦空間への意識

これぞ
狭小住宅設計マジック

 狭小地のニーズが高まっていることは③間口が2.5mでも家って建て
られる?でも触れました。狭小地での設計は非常にシビアであるとともに、
スペースを有効かつ広がりを持たせる必要性があります。例えば、こちら
の物件。敷地が約13坪なのですが、片持ち階段の下を有効につかいなが
ら、縦の空間を意識しました。
 しかし、縦へのスペース利用といっても、安易に何層もの高さのある住宅
に設計するだけではダメです。④狭小住宅の設計で耳にする天空率って
なに?でも触れている斜線制限や高さ制限などの影響を受けます。各階
の天井高を高めに設定すると、それだけで縦の広がりで広く感じます。
いちごハウスのほとんどはドアや窓が天井の高さまで設計されています。
これも縦への広がりを意識させる一つの手法です。縦への意識とともに、
空間の広がりを持たせることが出来ます。

狭小だからこそ余白を

 稀に、「余白は無駄なスペース」「もったいない」という声を聞きますが、
一概にそう言えないと思います。建築に限らず余白はゆったり・落ち着き・
高級・・・等々と言ったイメージを持たせます。我々は狭小地だからと言っ
て、必要以上に詰め込んだ設計しません。部屋を細かく仕切りすぎると、
個室を確保することが出来たとしても、一部屋一部屋が窮屈な印象になり
ます。狭小地なのに広く感じる!と言えない家は3流の狭小住宅です。
また、余白を残すことによって使い方の可能性が広がると考えます。
こちらの物件の場合、片持ち階段の下に余白を持たせました。お施主様
のライフスタイルが変わる度に、収納スペース・ライブラリースペース・
ワークスペースへと対応できます。用途が決まり切ってしまったスペースの
場合はどうでしょうか?月日が経過するに従い、家族構成やお部屋の
用途が変わります。限られたスペースであるからこそ、柔軟に対応する
空間が求められます。

GALLERY

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物件データ
所在地東京都港区
間取り3階建+地下
土地面積46.09㎡ 13.9坪
建築面積26.75㎡ 8.0坪
延床面積104.25㎡ 31.5坪
構造RC造
完成年月
家族構成
工期