東京の土地の価格は高い!でも変形地は坪単価は整形地より安い購入することができま
す。そんな変形地には変形した建物が適しています。なぜか?当たり前ですがムダがなくな
ります。変形地なりの設計をすればよいのです。
工事側からみた変形地に変形した建物はどうしても材料のロスが多いので、ローコストの域
(いわゆる尺貫法を用いた910モジュールで施工)では難しく多少のコストアップになってきま
す。
私的な考えですが変形地には鉄骨造を選定することが多いです。鉄骨の安心感と斜め材と
斜め材を組み合わせる加工、跳ね出しが鉄骨造では組み立てやすいのです。
ですが、その設計を皆様が素晴らしいと感じるのが通常だと思います。確かに考えつくのも
すごい事ですが、作り手側からすると鉄骨屋さんは頭が良くて素晴らしい腕を持っていると
いうことを知っていただきたいのです。
鉄骨屋さんは建築家からの意匠図と構造図をもとに鉄骨の制作図面を書きます。意匠図と
構造図の整合性を的確に捉えて制作図を作成するのですが、ダイナミックな仕事からは
想像もつかないような緻密は計算をしているのです。長さと高さは基本なのですが斜めが
ミリ単位で交わってきます。
設計段階でよくよく検討をするのですが、実際に作ろうとするとうまくいかなかったり、微妙な
角度が合わなかったりすることがあります。これを「机上の空論」と呼んでます。
せっかくの素晴らしい設計を「机上の空論」にさせないのが弊社ILAの役目です。ではつくり
始めましょう!
鉄骨の構造体はダイナミックで、挟小敷地に目一杯建てるに最適な工法であると言えます
が、挟小住宅で最も活躍するのは「らせん階段」と「ストリップ階段」です。これがなくしては
挟小住宅は語れません!シャープにみせて、視線を抜くことができる。素晴らしい階段です。
この階段も鉄骨屋さんの腕が光ります。
木製階段をつくることも容易ではありませんが、らせん階段の手すりを作るときに三次元
曲線を描くことも難しいのにつくることは本当に難しいと思います。あまりらせん階段を安く
できる鉄骨屋さんはいません。なぜなら難しいからです。ILAとの長年のおつきあいで研究と
検証とローコストの勉強を重ねてきたものなので、一朝一夕では成立しません。
ILAグループの鉄骨部門はらせん階段など簡単に作ってしまいます。
物件データ | |
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所在地 | 東京都大田区 |
間取り | 1LDK+ウォークインクローゼット+納戸 地上3階建て |
土地面積 | 138.78㎡ 41.98坪 |
建築面積 | 55.48㎡ 16.78坪 |
延床面積 | 101.02㎡ 30.56坪 |
構造 | S造 |
完成年月 | |
家族構成 | ご夫婦+お子様2人 |
工期 |